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「あ、んっ…」

大野さんの指が抜けて行った

「はぁ…」

ヤバい…こんなに気持ち良いなんて…
女性とシテいた時とはまるで別物

「いくよ？」

「えっ？」

目を開くと、服を脱いだ大野さんがいた

指が抜けたソコに当たる熱いモノ…
ググッと押しつけられ、ナカに入ってくる

「あぁっ！」

これは流石に痛い…息が詰まる…

「痛いよな…ごめん…」

「だ、から…謝る必要…ない、です…」

「翔…」

声だけでわかる…大野さんも別の意味で苦しんでること…

大野さんだって、好きで俺に痛みを与えてる訳じゃない
むしろ、痛みを減らそうと時間を掛けて準備してくれた

それでも、全く痛みを感じ無くすことは無理なんだ

だったら、この痛みは耐えるしかない…

「ふぅ……もう大丈夫…続けてて？」

「でも…」

「ここで終わらせても
次、また同じことになる…
だったら今シよう？
俺が痛がるのわかってたら、智、優しいから、もうシテくれないかも…」

「流石に『もうシナイ』は無い…けど…」

「大丈夫。心配しないで？
さっきよりも痛みは減ってるし」

「本当？」

疑う大野さんに、笑顔で頷いてみせた

「じゃあ、ちょっと動いてみるね？」

「はいっ」

大野さんがゆるゆると腰を揺らすと、ナカに入り込んでる先っぽが僅かに内壁を擦る

「どう？」

「大丈夫そう…入った時のような痛みはないです」

「そっか、よかった…
入る所がキツかったんだな
こんな感じで、少しずつ進めてみるね」

大野さんのゆるゆるの動きが繰り返され、少しずつ奥に進んでいく

気が付けば大野さんの腰が俺の体にピタリと付いていた