無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

一瞬、頭の中が真っ白になった直後、体がフワッと浮き上がったような錯覚を起こす

「くっ…」

大野さんの短い呻き声が聴こえた
ナカに熱いモノを感じて、大野さんが覆い被さって来た

「はぁ……翔…大丈夫？」

「……だめ、かも…」

熱を吐き出す時の快感と違う…
すぐに戻って来られない

「えっ⁉︎」

大野さんが慌てて俺の上から退く
その勢いで、俺のナカからズルっと大野さんのモノが抜けた

「んっっ…」

ビクッと跳ねる体…

達した余韻が抜けきらない体には、その僅かな刺激にも過剰に反応してしまう

「どこか痛む⁈」

目をギュッと瞑り、首を横に振る

「ちが……気持ち良すぎて、ダメかも…」

「はぁ〜…びっくりしたぁ…」

大野さんが再び覆い被さって来る

「ごめんなさい…驚かせて…」

「驚いたけど、謝る必要はないよ
そこまで気持ちよくなってもらえて、寧ろ光栄？」

大野さんの手が優しく髪を梳く

さっきまでと違う気持ちよさが、眠りを誘う

「翔？」

大野さんの呼びかけにも反応出来ないくらい瞼が重い…

「ふふっ、寝ちゃったか……おやすみ…」

おでこに温かいモノが触れた感覚を最後に、完全に意識が落ちた