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好 き と は 真 逆 で

第1章 私の王子様

遥「美咲〜〜〜〜!!!」







なんとか肝試しのゴール地点に着きました。





すると、遥が泣きながら飛んできた。






陽向太くんにそっと降ろして貰った私は今、


遥の腕の中です。





遥「心配したんだからね?全然連絡取れないし、誰も2人を見かけてないって言うし、もぉ〜」






美咲「遥泣かないでよ〜、私生きてるよ?」




遥「そうだけど、心配だったの」







遥の背中を擦りながら、ふと隣を見ると陽向太くんと目がった。










_____ドクン...






大丈夫じゃないのはこの心臓です





頬にキスされたあと、恥ずかしすぎて




ずっと顔を伏せてました。






今だって咄嗟に逸らしちゃうくらい彼の目が見れない。









遥「てか、足...怪我してるの?」



美咲「あぁ、うん。ちょっと捻っちゃって」





遥「腫れてるじゃん!冷やさなきゃ、先生から救急箱もらってくるから待ってて」





そう言うと遥はもうスピードで行ってしまった。







取り残された私たち。






美咲「......」


陽向太「......」





沈黙 です。






美咲「腕、痛む?」



陽向太「いえ、軽いかすり傷ですし大丈夫です」



美咲「でも、手当しないとだから遥が来るの一緒に待ってよう?」




勇気出して、陽向太くんを見上げる





陽向太「はい!」




また、あの可愛い笑顔をされる






_______ドクン




やっぱり、私変だ。



年下でタイプとは真逆の彼にときめいてるなんて...。













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