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好 き と は 真 逆 で

第1章 私の王子様

陽向太「今更ですけど、俺年下なので敬語じゃなくていいですよ」




あ、そうでした。



つい...年下には見えないもんだから。








美咲「うん、わかった」






陽向太「あと、西野くんじゃなくて陽向太って呼んでください」





美咲「...陽向太くん」



陽向太「はい」




.......。





なんかちょっと



照れます。






美咲「私のことも美咲でいいよ」





そう言うと陽向太くんは嬉しそうに頷いた




可愛い...





なんかほっこりしてしまいます。







陽向太「では、行きましょう」




彼はそう言って立ち上がると、

今度は私の隣にまたしゃがんだ




何がしたいのかわからなくて、



首を傾げると.....




陽向太「俺の首に捕まってください」



美咲「え?」‪





どうして、そんな...






陽向太「俺が美咲さんのこと運びます」





え、はこ.......ぶ!?!





美咲「いやいやいやいや、だ、大丈夫ですよ!

そんな...わぁあ!」




あわあわしてるとフワッとお姫様抱っこで


持ち上げられた。





陽向太「また敬語になっちゃってますよ?」





少し見上げると彼の顔がすごく近くにある。






美咲「ひ、陽向太くん「いいから俺に任せてください、ね?」





ほんと、どうしてここまでしてくれるんでしょう





今日初めてあったはずなのに








優しすぎます。





それに比べて私は迷惑ばかりかけて...







とてつもなく情けないです。






さっき彼に言われた通りぎゅっと首に腕を回した。






美咲「...ありがとう」













あ、、また赤くなってる...



食堂の前にいた時と同じです





やっぱり気のせいじゃ...。







陽向太「それ、反則です」




美咲「ぇ...」





____ちゅ




リップ音を立て、


陽向太くんは私の頬にキスをした。

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