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好 き と は 真 逆 で

第2章 忘れられない夜

美咲「先生、シャワールームの鍵です」






先生「あら、顔真っ赤だけど大丈夫?」







美咲「シャ、シャワーの水が熱くて火照ってしまったんです///」






先生の前なのにさっきのことが頭から離れないのです










先生「そー?」




怪しまれる前に早く部屋に戻らなきゃ





先生「まぁ、いいわ。じゃあもうおやすみ」




美咲「はい、おやすみなさい」










はぁ、さっきのアレ









ダメだよあんなの...寝る前なんて尚更ダメ










ずっと考えてしまいます...。












色々考えながら、曲がり角を曲がると





エレベーターの前に陽向太くんが居た













陽向太「さっきは...急にすいませんでした」




突然謝られて、ちょっと調子狂います




私も満更でもなかった...。



美咲「......もし私に彼氏が居たらどうするの?」





そう質問すると



少し考えて、彼はまた口を開く。





陽向太「美咲さんの初めてを奪って申し訳ないなんて思

いません。後悔もしないです。

俺だって好きなんですから」












そのストレートな言葉にまたドキドキさせられる。










美咲「初めてとかいうと別の意味に聞こえちゃう」




つい小さな声でつぶやいてしまった





陽向太「え?」










美咲「な、なんでもない!エレベーター来たよ///」





さっさとエレベーターに入って、




私はこの赤い顔を必死に冷まそうとする









陽向太「それで...彼氏いるんですか?」


















美咲「居たら、陽向太くんのこと嫌いになってる」









言い終わって、チラッとだけ彼に視線を向けると









今までにないくらい嬉しそうな顔。























陽向太「好きです」









___ドクン









陽向太「好きです」










美咲「わ、わかったから///」









陽向太「美咲さんが好きです」















桃園 美咲 死にそうです。


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