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好 き と は 真 逆 で

第1章 私の王子様

美咲「和田ちゃん!」




和田「あ、みさちゃん どしたの?」





食堂に入る前に手を洗ってる和田ちゃんに


早速話しかけた。







美咲「肝試しのペアってもう決まってたりするかな...」





お願い!決まってないって言ってくださいいい





和田「あぁ〜、ごめん。実はもう決まっちゃったんだ」




そう言って、ものすごく申し訳なさそうな顔をする




まさかのもう決まっちゃってました




美咲「そっか〜残念だ、他の子誘ってみるから大丈夫だ

よ!気にしないで」





和田「うん、ごめんね ありがとう!」






まだ申し訳なさそうな顔の彼女はそのまま食堂に入って

いった。




美咲「はぁ」





今年も決まらず、


また先生と行くことになるのでしょうか







まあ、別に誰でもいいんだけどね





ただ、、、私は置いて逃げる傾向があるらしいから若め

な方がいいと思います...。









はあ、どうしよ





「あの...」





手で石鹸を泡立てていると隣から話しかけられた





顔を上げるとそこには......







美咲「あ、炊き出し班の......」




今日のグループ活動にあった



非常食炊き出し班で一緒だった男子だ







どうしたのでしょうか







陽向太「俺、西野 陽向太(ひなた)って言います」






陽向太くんっていうんだ



で、私になにか用が...





陽向太「いきなりで申し訳ないんですけど、良かったら

俺と肝試しのペア組んでくれませんか?」







え、



ええええええええええ!?









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