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好 き と は 真 逆 で

第1章 私の王子様

いやいやいや、落ち着け私!




た、確かに私は誰でもいいとは思ってました





けど、男子?男子と組むのってありなのですか?!






陽向太「もしかして...もう決まってますか?」




切ない顔をする彼




そんな顔で見つめられると嘘つけないです






美咲「き、決まってないです......でもその...」




私よりもだいぶ身長の高い彼。




次の言葉に詰まり始めてなかなか顔が上げにくい





美咲「話したことないですけど、私で...いいんですか?」






やっと顔を上げるけど思ってた以上に身長が高いです


近いと尚更。






陽向太「ハハハ、これから話していけばなんともないですよ」





なんて爽やかな方...!



どこぞの高校の先輩さんなんだろう






陽向太「じゃあ、決まり...ということでいいですか?」


美咲「はい!」








何だかよくわかんないけど肝試しのペア決まりました!




先生と回るの回避!





陽向太「やった!ありがとうございます!」




彼は嬉しそうにそう言うと


私の泡だらけの手を握った。





美咲/陽向太「「あ」」



美咲「す、すすすみません!直ぐに洗い流します」




泡着いちゃったあああああ



私は慌てて彼の手を水道の下に持って行って自分の泡と


一緒に洗い流して





素早くハンカチを渡した







陽向太「いや、俺こそ気がつかなくて....」










あれ、、、気のせいでしょうか





彼の顔が赤い...ような?







陽向太「あ、じゃあ また」




すごい、礼儀正しい青年です







さっきのは気のせいなのでしょう!





うん!






あ、遥に報告しなくっちゃ

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