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Liar × Lover

第2章 Between the sheets






「 心月ちゃん、明日も大学…だよね?」


火が消えた煙草を灰皿に入れながら
誠斗さんが言う。









その言葉に、急に現実に引き戻されたような
気分になった。











そうだ、私は明日も講義がある。




だから家に帰らなきゃいけない…………のに。










分かってるのに。


























「 帰りたくない…………。」











私の心の声は
無意識に言葉となって
自分の口から零れていた。




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