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Liar × Lover

第3章 Mojito





まるで恋人の名前を呼ぶかのような
その声に、胸が締め付けられる。










なんで………。






お願い、そんなに優しい声で

私の名前を呼ばないで…。









重なっていた唇がゆっくりと離れ
角度を変え再び重なる。




誠斗さんの唇

柔らかくて気持ちいい…………。

 










もっと…





もっと触れてたい………







 

気が付けば私は、離れようとする唇に対して
今度は自分からキスをおねだりしていた。






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