
Liar × Lover
第6章 Sherry
「 もう… からかわないでください 」
私は頬をプクッと膨らまし誠斗さんに言った。
「 ごめんごめん。可愛くてつい…ね 」
フフっと誠斗さんが笑う。
ああ、もう………
好きだ。
今、彼の事がたまらなく
愛おしく思える。
「 ねえ、誠斗さん 」
「 ん…?」
「 彼氏がいるのに自分とセックスする女の事、
嫌だと思わないんですか?」
誠斗さんの綺麗な手が
私の右頬を優しく包み込む。
触れた部分から
彼の体温が伝わってくる。
誠斗さんの身体… 熱い。
「 思わないよ。けど、それは多分
相手が心月だからだ。」
私の頬を撫でながら彼は続けた。
「 颯斗からお前の事を奪ったみたいで…
最高に興奮する。」
