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ある日突然NTR合戦に巻き込まれた不肖の僕

第1章 あ、間違えた

僕のチンポが、あっという間に小さくしぼんで萎えてしまった。
そして、先ほどまでの強い大きな喜びが、消えた。
それと同時に僕の脳内に、強い後悔の念が湧き上がった。
「あああーーーっ!なんてこったーーーっ!」
僕は、声が大きくならないように気を使いながら、絶望を叫んだ。

その生徒手帳に印字されていた名前。
僕は、てっきりそこに
<上利場(かみりば)まゆみ>
と記されているものと思っていた。
しかしそこには
<桟尾礼(さんびれ)えりこ>
とあった。
《え?り?こ?誰、それ?》

写真を、見る。
それは、紛れもなく、まゆみの顔だ。
それなのに、名前が違う。
《うそ!そうだ…、住所を見れば》
まゆみとは同じ小学校だったから、同じ小学校区のはずだ。
<帝元(ていがん)市、兆玄(ちょうげん)町>
それが、小学校区だ。
住所を見て、僕は、カラダじゅうの血の気が引いた。
<帝元市、億玄(おくげん)町>
とあった。

《うわー?うわー?この子、まゆみ、じゃない!別人だあーーー!》
僕は、まゆみと間違えて、えりこという別人の女子をホテルに誘い、連れ込んだのだった。

生徒手帳の学年とクラスを見ると、まゆみと同じ学年、というか同じクラスだった。

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