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記憶色フレア

第1章 告白

「は〜、終わった〜。部室行こっ」


4限終了のチャイム。長い講義がやっと終わった。

教室を出て階段の方に視界を移すと、


「あ、千絵ちゃん」

「映司先輩!」


きれいめのカットソーにテーラードジャケットの映司先輩が立っていた。

おしゃれだ…スタイルいいなぁ…今日もかっこよすぎる!(幸せ)


「お疲れ。部室行く?」

「行きます!」

「ん、じゃ一緒に行こ」


映司先輩とサシで時間を過ごせる幸せを噛み締めながら、他愛もない話。


「そういえばさ、前に俺の使ってるレンズとか、
 機材気になるって言ってたよね?」

「あ…はい」

「全部見せてあげよっか。使ってみてもいいよ」

「え? いいんですか!」

「うん。じゃ、サークル終わったらうちおいで」


え。。、

え!?!?

ありがたいお誘い故に、断れない…


まさかの映司先輩宅訪問が決まってしまった…

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