伯爵様と奥様の、愛し愛する性生活
第1章 Ⅰ
(恥を捨てるのよ、アイリス。エドガー様が好きだとおっしゃってくださっているんだもの。抑えちゃダメ…)
何度も何度も心の中で言い聞かせる。
ーーが。
「…っぁ、ん!」
突然脇腹から胸にかけて撫でられ、声が漏れる。
反射的にアイリスは息を止めてしまった。
「ほら、また我慢したな?」
「………っ」
エドガーの湿った低い声音が鼓膜に響く。
彼のその声さえも、アイリスの身体の芯をじわりと熱くさせる。
「もっと素直になれ…。お前はありのまま感じていればいい。なにも難しいことはないぞ」
「はぁ…っ」
彼の手が、下着をくぐって直に恥部に入り込んできた。