I・I・NA・RI
第1章 二人の秘密
「まだ椅子のままだよ。」
私が動こうとした時、彼が言った。
「…はい。」
私が立ち上がろうとすると
手首を強く掴み椅子に座らされた。
「…え?」
「待って。まだこのまま。」
激しく熱いキス。
彼の舌が私の舌に絡まる。
「菜乃の姿に興奮したよ。」
さっきより激しく私の胸に吸い付く。
「んんっ。」
胸から顔を離したと思うと優しく舌で乳首を舐める。
「おっぱいもっと気持ち良くしてあげるから。」
ちゅ、ちゅぅ、ちゅっ…
〈胸だけでまたイキそう…〉
〈彼がするとどうしてこんなに気持ちいいの?〉
「はぁっ、」
「菜乃、おっぱい気持ちいいね?」
彼が私を見上げて言った。