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淫乱調教

第1章 プロローグ

大学を卒業して就職し、ごく平凡な毎日を送っていたあんなは、とある休日の朝、ベッドの中で自分自身を慰めていた。

つい最近、彼氏の浮気が発覚して別れたばかりだった。もし、その彼氏と別れていなければ、おそらく昨日の夜から二人で甘い夜を過ごしていただろう。

「あんっ…イクっ!イクううぅぅっっ……」

あんなは元彼とのセックスを思い出しながら絶頂を迎えた。

男性経験は同年代の女子からすれば人並みだと思う。高校生の時につきあっていた彼氏に処女を捧げてから、これまで15人の男と経験した。中にはナンパやコンパでお持ち帰りされて、その日限りのセックスもあったが、今時の女子なら普通にあることだろう。ルックスは可もなく不可もなくといったところだが、スタイルも細身で、出るところは出ているし社交性もあって、それなりにはモテていた。

そんなあんなだが、元彼とのセックスが大好きだった。それまでは、ノーマルのセックスしか経験がなかったが、元彼とはソフトSMを楽しんでいた。元々、M性は強いと自覚はしていたが、元彼に誘われてやってみたらハマってしまった。

(もっと気持ちいいことされたい…)

そう思っていた矢先、彼氏の浮気が発覚した。あんなは謝ってくれたら一度は許すつもりだったが、元彼は浮気相手を選んだ。ようするに、あんなは捨てられたのだった。

オナニーの後始末をしてベッドから起き上がったあんなは、コーヒーを淹れてスマホを手にとった。一人で暇な時は、よくネットサーフィンをしていた。最近は女子のHな体験談のサイトを覗くことが多かった。

そのサイトから適当にネットサーフィンをしていたら、とあるサイトにたどり着いた。それはS男性が運営しているSMサイトだった。まさか、このサイトが、あんなの運命を変えることになるとは思いもしなかった。

なんとなく気になってサイトの中を覗いた。サイトの中にはソフトからハードな内容まで、管理人のS男性が、M女性を調教した時の写真や動画があった。それを見ていると、また身体が疼いてきた。さっきイッたばかりなのに、また快感を求めていた。

そんな中で、サイトの中に『体験調教希望の女性へ』と書かれたバナーがあった。あんなは思わず、そのバナーを開いた。






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