テキストサイズ

淫乱調教

第1章 プロローグ

バナーを開くと『調教を受けてみたい女性のみなさんへ』とあり、管理人の自己紹介から始まり、調教を受けてみたい女性の条件等が書かれ、メールフォームが載っていた。希望するならメールを送るだけだ。

ただ冷やかしが多いので、顔は写さなくとも全身がわかるヌードと共に、手書きで『調教希望です』と書いた紙を持って写した写メを送ってほしいとのことだった。

調教を受ける条件としては、経験、未経験を問わず、サイトに顔を隠しての調教写真や動画を撮って載せることを了承できる方だった。

あんなは紙に『調教希望です』と書いて、服を脱いで鏡の前に立った。それから顔が写らないように、紙を持ったまま鏡越しの自分のヌードの写メを撮って、メールフォームを開いた。

『はじめまして、25歳のOLで、あんなと申します。サイトを見て調教希望のメールをしました。調教の経験はありませんが、元彼とソフトSMの経験はあります。よろしくお願いします。』

メールフォームにそう書くと、撮影したばかりの写メを添付して送信した。

これまでは彼氏との、お遊び程度のソフトSMだったが、調教と聞くと怖さや不安もある。けど、自分の欲求には勝てず、また好奇心からメールを送った。

あんなは、このサイトの管理人が、あんなのヌード写メを見ると思うとゾクゾクした。今まで寝たことのある男には、もちろん裸を見られているし、元彼にはセックス中に写メを撮られたこともあった。しかし顔も知らない男にヌードの写メを見せるのは初めてだった。自然と股間に手が伸び、またオナニーを始めた。

絶頂を迎えて、うとうとしていた時だった。あんなのスマホに見知らぬメールアドレスからのメールが届いた。

『はじめまして、あんなさん。サイト管理人のS男です。調教希望のメールありがとうございます。あんなさんの身体、素敵ですね。調教のしがいがあります。まずはメールで、お互いを知ることから始めましょう。お話している段階でイヤになったら断って頂いても構いません。またメールお待ちしています。』

メールは調教希望のメールを送った管理人からだった。メールの文面で、あんなは好印象を受けた。あくまでイメージだがSMプレイをするようなS男性に対しては高圧的でオラオラ系のイメージを持っていた。しかし管理人のS男から送られてきたメールは紳士的で、グッと惹かれるものがあった。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ