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淫乱調教

第3章 本格調教までの日常

S男とLINEのやり取りをしているうちに、気づくと休憩時間も終わりに近づいていた。あんなは慌ててオフィスに戻った。

S男とのLINE、そして会社のトイレでオナニーしてしまった背徳感からか、身体の疼きが、おさまらなかった。

(やっぱり私は本当に変態なのかもしれない…)

そう思うと、なかなか午後から仕事が手につかなかった。

途中で気づいて事なきを得たが、これまでにしたことのないようなケアレスミスもしてしまったし、外部からの電話応対の時も、妙な緊張感があり、新入社員の時のように声を震わせてしまったりもした。そして、このままではいけないと思い小休憩を入れると、スマホを手に取り、気分転換を兼ねて席を立った。

あんなは会社がテナントとして入っているビルの屋上に上がった。日射しは強いが、風が心地よい。大きく深呼吸をすると、幾分か気持ちも落ち着いた。

ただ、無性に身体が男を欲しがっていた。あんなはスマホの電源を入れて、出会い系サイトを検索した。身体だけの関係の出会いを求めるなら、出会い系サイトが、一番手っとり早いと思ったからだ。

出会い系サイトを使うのは初めてだった。色々サイトはあったが、どこでもよかった。検索結果の一番上に出てきたサイトに登録した。簡単にプロフィールを入力して、募集メッセージを打ち込んだ。

『25歳のエッチが大好きなOLです。今晩、仕事が終わってから遊べる方、探しています。まだ仕事中なので、返信は遅くなりますが、よかったら返事お待ちしています。』

送信すると年齢認証の確認のページに飛んだ。どうやら身分証明書の写メを送り、年齢が認証されると、メッセージが反映されるらしい。あんなは財布から身分証明書を取り出して、写メを撮り、それを送信してからオフィスに戻った。

なんとなく落ち着きを取り戻して、その後は無難に仕事をこなした。パソコンに向かって入力をしている間に終業時間になった。キリのいいところまで終わらせてから、席を立った。

あんなは、会社を出て近くのカフェに入った。コーヒーを注文して、周りに人が少なそうな席に座ってスマホを開いた。

出会い系サイトに返信があると、その都度メールで転送されていた。その数は数えきれないほどだった。出会い系サイトのマイページにアクセスすると20人以上の男性からメッセージが届いていた。

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