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【new】淋しがり屋のドロップス

第6章 頭痛の種は何だったのか


「……はぁ、もぅ、好きにしたら?」
「一緒にサボろうぜ!」
「……もう少し静かに喋れよ。頭に響く」
「減らず口、ってあっちゃーお前のこれ壊れちゃってるぜ」
「はぁ……たいして知らない女の子からの貰い物だし、ワケわかんない歌とか入ってて、趣味最悪だったよ。言われなくても捨てるところだった」
「本気で男からも女からも刺されるタイプだな…お前」

皮肉を言われるも頭が痛くてそれどころじゃなかった。立ち眩みも久しぶりだ。
遠くなる雨音が何故かこの時はとても心地よくて、きっと程なくして眠ってしまったと思う。
頬から伝わる彼の体温や優しく撫でる掌も心地よかった。

夜空に早く会いたい。
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