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ローターとバイブと弟と私

第4章 4.バイブ記念日

バイブだから、そのまま挿れてもよかったんだけど、やっぱり「振動」が欲しい!
このバイブ君は振動だけではなく、波打つように動くし、その動くパターンが5種類もある。
さすが1万2千円もするだけある!
こんな高機能をただの棒として使うのはもったいない!

ということで、USB充電に突っ込んで待つこと2時間…。
この待ち時間は途方もなく長い。
途中でちょっと電源オンにしてみても、動きが弱すぎる。

やはり今日は「バイブ記念日」なのだから、《彼》の最高パフォーマンスで迎い入れたいのだ。
途中で何度かクリちゃんに指を這わせてしまったが、そのままオナってしまうと初インサートのインパクトが薄れてしまう。
タバコがどんどんなくなっていき、吸い殻が山になった灰皿が私の精神状態を物語っている。

そして、2時間経過。(正確には1時間45分)
ついにバイブ記念日のセレモニーが始まる。

スイッチオン!!

「♪○!×▼♬!■○♪!!!」

バイブ君は陸に打ち上げられた魚のように、ピョンピョン飛び跳ねて、轟音を撒き散らす!!
日本語で書き表すと、

「どがらぶくゎ!ぐぎゃらが!ぞぶゎゎ!!!」

って感じである。

(こんなの体の中に入れて大丈夫なのか~~!?)

ちょっと不安になる私…。

ローター君も元気だったが、バイブ君はそのレベルを遥かに凌駕している。
《危険な領域》である…。

ローター君が子供に思える。
そしてバイブ君は《大人の男》である。

(これから大人の男に犯される)と考えただけでドキドキする。

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