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ikumiの体験

第1章 おいたち

2000年12月。
ikumiは結社の命により、ある海外組織同士の抗争を排除するため組織に潜入捜査を行っていた。そして抗争の中心人物である、通称「カンマー」の暗殺のため都内のホテルロビーにいた。
「1516室」ターゲットの部屋番号は上長から事前に聞いている。

暗殺計画はikumiがホテル従業員に扮し、ルームサービスを届けに入室。
得意とする接近戦により、一撃で仕留める。というもの。
ターゲットは今夜一人で宿泊の予定であり、ikumiにとって特別難しい任務ではない。よって普段なら複数名で行動する部隊も、今夜の作戦はikumi一人で遂行することとなっていた。
カンマー自身、武術家ではあるものの特殊訓練を積んだikumiにとっては特別警戒する相手でもなかった。

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