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ikumiの体験

第5章 脱出

どのくらい意識を失っていたのか。
ikumiは目を覚ました。
手は後ろ手に縛られ床にシャツだけの姿で横向きに転がされている。足は拘束されていない。
体を動かさないように気を配りながら、周りの状態を観察する。
(どうやら、カメラはないようだ)
ikumiはなんとか体を起こし、膝をついた状態で上体を起こす。
「痛うっ…」

ナクルスに蹴り上げられた股間にキリキリと痛みが走る。
なんとか起き上がるとikumiは両手の拘束を外そうと壁に背中を向け近寄る
(このくらいのロープなら)とikumiはロープをコンクリートの壁に擦り付け始めた。

(本部に連絡しなければ。。)

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