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「どうされました？」女がikumiに問う。
同時にカンマーとその女がソファから立ち上がり、ikumiを警戒する。
「これが日本政府のやり方という訳か」
カンマーが呟く。

1対2。
不利な状況ではあるもののikumiは激化する組織同士の抗争終わらせるためにもなんとしてもここでターゲットを抹殺する必要があった。

「ここは私が。」そう言い、女はカンマーの前に出、ikumiに対して構える。
次の瞬間、女は一気に間合いを詰め、ikumiの顔面に右拳で突きを放つ。
Ikumiは突きを左にかわし、左内腕で受けつつ、右拳で中段突きを放つ。
Ikumiの中段突きが女の中段を捉えたかに思えたが、紙一重でかわされかわした反動と遠心力により、超高速の回し蹴りをikumiに放つ。
Ikumiはギリギリのところで蹴りを防御し、直撃は避けたものの重い蹴りは軽量のikumiを蹴り飛ばし、背中から後方の壁に激突する。
顔をしかめるikumi。
一瞬ひるんだikumiに女は一気に詰め寄り、ikumiの中段に中段突き一撃を叩き込む。
女の狙いすました一撃は確実にikumiの鳩尾を捉えた。
「ぐうっ！」
後方の壁と女の突きに挟まれ、まともに食らったikumiは一瞬くの字に体を曲げながらもなんとか体制を立て直そうと体を持ち上げるが、さらにその次の瞬間に女の中段左右三連撃がikumiの鳩尾を捉えた。
「ごほっ！！」
4発の突きをまともに食らったikumiは左腕で腹を抱えながら膝から崩れ落ちた。