無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「あああ、俺、イキそう」
　
　一度引いた里井の腰が奥に押し込まれる。空気が押し込まれるようで息苦しい。
　
　子宮が身体の奥に押し込まれる。
　
　また、里井が腰を引く。
　
　里井の腰が徐々に速さを増した。
　
　敏感な蕾が強く叩かれる。ジンとした痒みのような痺れが身体に広がる。

「奈々葉、好きだ。愛してる」
　
「ああ、私……、んんっ、私も……、んん……、私も航さんが大好き」
　
　里井の動きに弾き飛ばされそうになる。奈々葉は彼の腰に脚を絡める。里井が抜けないように……。それが奈々葉に出来る精一杯のことだった。
　
　波打つベッドがゴゴゴと唸りを上げる。身体が跳ね上げられる。
　
「んあ、んあっ……、壊れちゃう、私、壊れちゃう」
　
　背中を抱えられる。奈々葉も里井の背中に腕を回す。
　
「おおっ……、出るっ」
　
　里井が奈々葉の奥で留まった。
　
　まぶたの裏に色とりどりのフラッシュが弾ける。

「怖い、怖いよお」

　奈々葉は暗闇に放り出されたような感覚に戸惑っていた。