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魅せられて

第3章 困惑

「いやーここが西寺君のアトリエかさすが立派だね」
あるモデルをやる日
齋藤社長はキョロキョロしながら入って来た。
「え社長」
なのかは慌てる。
「いや今日は社長も一緒になのかさんを描きたいんだって」
「えー聞いてないです 社長掛けるんですか」
「大丈夫だよほれ」
社長はスケッチブックと鉛筆を見せる。
「絵心なさそうですね」
西寺はモデル台を準備する。
「えー私の裸見たいだけじゃないですか」
「そんなことないよ ただ一度経験したくてね」
「西寺さん 助けて」
なのかは西寺に助けを求めるが西寺は齋藤社長に逆らえなさそうだった。
なのかは脱ぐ素振りは見せようとしない。
「どうした?もう始めるよ」
西寺はと怪訝そうに聞いた。

「わかりました 見るだけですよ おさわりは駄目」
「わかってるよ大切な社員なんだから」
「もーわかってるのかな」

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