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第1章 おかえり





「簓…お前…」




俺と解散した後、碧棺左馬刻と出会いチームに、
そしてその中で簓と奴は恋仲になった。

チームを解散した後もまだ簓は奴を忘れられず、

俺と碧棺左馬刻を重ねている。



「そういう事やったんか…っ」




悔しいのか、悲しいのか、
複雑な涙が俺の頬を伝った。



「俺が…悪いな……ごめん、簓ぁっ」




なんでもっと早く気づかれへんかった……

簓からのSOSはとっくの昔に出てたのに。



「ほんま、俺っ…アホやなあっ」



風呂場の簓に気づかれないように声を押し殺す。


俺のせいや。

また、あいつを傷つけてしまった。




















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