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妖艶乱

第3章 選ばれし女


3人が入ると
既に女たちが並んで座っていた。
ささっと列に加わり、
殿を待つ。

すると奥から
紅の扉が開く重い音がし、
女たちの緊張が高まる。

そして襖を
女中がさっと開けた。

殿、徳川悠喜が入ってきた。

「上様、
今日はお早いのですね」

ここの女たちのリーダー、
清子が殿に言って笑いかけた。

「あぁ。
今日は時間ができたからな」

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