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だって好きなんだもん

第1章 かっこいい幼馴染 Nside

そして高校に入学して2ヶ月。

変な人間関係のトラブルも無く平穏な日々を過ごせてた。

同じクラスにも友達できたし、まーくん以外にも仲のいい先輩もできた。

「にの、昼メシ食おうぜ。」

いつも声をかけてくれるのが潤くんこと松本潤くん。

堀が深くて顔が濃いイケメンだ。

なにかのブランドのCMやってそうな感じ。

なんでそんな潤くんが地味男の俺と仲がいいかと言うと…

「潤くん今日もお弁当凄いね…それ何米?」

「これね、雑穀米。翔くん最近太ってきたって言うから体重コントロールの為にね。」

潤くんの幼馴染の櫻井翔ちゃん。

翔ちゃんの親友がまーくんっていうきっかけから俺と潤くんも仲良くなった。

「すごいね~毎日毎日翔ちゃんの為に愛妻弁当だなんて。」

「愛妻じゃないから笑
 そしたら、にのだって愛妻弁当だろ?」

「そんなんじゃないよ。
 俺のはまーくんのお母さんが作ってくれてるだけだもん。」

そう。俺の弁当はまーくんのお母さんが作ってくれてる。

初めはうちの母ちゃんが風邪で弁当作れなくて、おばさんが作ってくれたのが始まりだった。

今となってはまーくんの好きな食べ物より俺の好きな食べ物の方が多く入ってる。

好き嫌いが多く、食わず嫌いな俺にとっては本当にありがたい。

しかもこのお弁当のおかげでまーくんとの会話も増えるし一石二鳥だ。

そんなこんなで平和で楽しい高校生活を俺は過ごしている。

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