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だって好きなんだもん

第2章 かわいい幼馴染 Aside

そもそも俺がかずを好きだって自覚したのは中2の時。

その時は俺も彼女がいた。

手だってつなぐしキスもするし、もちろんそういうことだってしてた。

でもある日ふと考えちゃったんだよね。

かずもこういうことするのかなって。

かずが俺の知らない女の子と手つないでキスして、エッチしてる姿を想像したらなんだかモヤモヤした気持ちになった。

なんか……やだなって。
かずは俺のなのに…って。

そんなモヤモヤした日々を過ごすなかある日かずが告白された。

”まーくん……
告白されたんだけどさ…どうすればいいんだろう…”

そんな風に相談された瞬間、


付き合わないで


って思った。

かずの1番は俺でいい。
甘えるのもわがまま言うのも俺でいい。

だからアドバイスするふりして断るようにさせた。
勇気だして告白してきた子には申し訳ないけど…

”好きじゃないなら付き合う子にも失礼じゃない?”
って言って。

案の定かずは告白を断った。

その後俺はすぐに彼女と別れた。

かずと彼女どっちが大切かなんて聞かれたら迷わずに、かずって答えるだろうから。

曖昧なまま彼女と付き合うのは失礼だし、かずだけを想いたかったから。

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