
溺愛執事達
第1章 私の執事 1
「悠里…様?もっと…」
再び顔を近づかされそうになりさっと手で陸斗の口を塞いだ。
「もうっ今はだめっ!」
「…どうしてですかぁー‥?」
うっ…そんな捨てられた子犬みたいな目されても
駄目なんだからー!!
私は陸斗の耳元に近づき
「今はだめ…続きは家帰ってから…ね?」
そうコソッと告げると、
顔を真っ赤にさせた陸斗は嬉しそうに、
「は‥はいっ。かしこまりました。
それじゃあこれだけ失礼します!」
キスはこれ以上しなかったけど学校に着くまでの時間ずっと陸斗は私を抱きしめていたのでした。
