
溺愛執事達
第1章 私の執事 1
ピチピチッチチッ
私の朝は心地よい鳥の声で目を覚ます。
でもベッドからは起き上がらない。
その理由は、
「ん〜学校サボりたい〜。」
布団を深く被ってもう一度寝ようとしたら、
ガチャっ
「失礼いたします。」
1人の男性がドアをノックし部屋に入ってきた。
「悠里様おはようございます。」
今私を起こしに来たのは私の執事。
バサッ
布団を全部捲られてその執事と確実に目があった。
「あっやはり起きていましたね!だめですよ?狸寝入りはバレバレです。」
ニコッと子犬のような笑みで私に挨拶をする。
朝から笑顔の破壊力で心臓が震えた。
彼の名前は宮下結斗
彼の一家は代々花園家に仕える執事の一族です。
