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私、普通の恋愛は無理なんです。

第2章 プロローグ

「ああん……」思わず叫んでしまった。彼の舌が私の胸の先端をクルクルと滑る。
 
「坂村さんのバスト、白くて柔らかくて苺のケーキみたい。いつ見てもカワイイ……」とチュポンと胸の先端が含まれた。アメ玉のようにコロコロと転がされる。うれしかった。苺だって……オッパイの先端。苺なんて初めて言われた。
 
「榛名さん、横になってくださいね」
 
「ああ……うん……」
 榛名さんは素直にベッドに横になってくれた。筋肉質で小麦色の太ももの間にはバネのように跳ねる赤褐色のペニスがお腹の方へグンと背伸びをしている。
 
「えっ……」これは、いつもは榛名さんの役だ。
 
「……お返し」てか、ホントはお礼。私は榛名さんの褐色の小さな胸の先端に舌を這わせながら、ペニスを包んだ。熱いそこからドックンドックンと伝わる力強い拍動が愛おしい。
 
「固いね……」
 
 彼の小さな突起を前歯で甘噛みしてみた。
 
 
「イヤっ……ああ……ん……」
 
 手のひらの中の榛名さんがピョコンと跳ねて、吐息が混じったあえぎ声を漏らす。
 
「ふふふ、カワイイ声ですね。榛名さん……」
 
 私の身体から溢れ出した粘りが堰き止められることなく太ももの内側を滑る。
 
「……見せっこ」と、私は榛名さんの顔を跨いだ。
 
 身体を前に倒した。私の顔は榛名さんのギンギンに膨らんだペニスがある。いわゆるシックスナインの体位。赤い鈴のようなその先端から透明な粘液がゆっくり伝っている。私は血管が浮かび上がった茎に舌をチロチロと這わせる。
 
「……奥さんと寝たりするんですか? あんっ……」
 
 セフレにとって多分聞いてはダメなことを彼に尋ねた。
 
 私の左右に開かれたアソコにピタッっと榛名さんの舌が張り付く。生き物ように動く舌がびちゃびちゃと水音を立てる。子猫がミルクをすするような。
 
 私も負けずに彼のペニスをなぞる。
  
 榛名さんの「ああん……」というセクシーな声が大きくなる。カワイイ……。
 
「えっ、そうだね。あ、時々だけど……」
 
 ……だよね。私の中で女が燃え上がる。
 
 あれ……?
 
 なぜか、ペニスが弱々しくなった。男の人って結構ナイーブだったりするんだ。風船から空気が抜けたようにおとなしくなったそれを口に含んで食べてあげる。それはグンと力強く背伸びを始めた。

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