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それはインキュバスが教えてくれた。

第4章 エピローグ

 ザワザワという人の声。紙の匂い。わたしが見ていたあの本の表紙が閉じた。
 
「あ、わたし……」
 
 あの本屋さんのアダルトの棚の前にいた。
 
 その本の表紙を指で摘む。そこには一人で横たわった裸のロミオの姿があった。
 
 おわり
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