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それはインキュバスが教えてくれた。

第2章 イラストの中で……。

「いいよ、ジュリア。ヘンになっちゃって。ぼくの前でいっぱい乱れて。いっぱい感じてくれ」
 
 ロミオはあぐらをかいた自分の両脚の間に、わたしをイスのように座らせる。
 
「……ひゃっ……」
 
 わたしは身体をよじった。ロミオの柔らかな身体を背中で押す。耳たぶがテロンと舐められ、うなじの生えぎわにキスが落ちる。雷のように背筋に電流が駆け抜けた。
 
「敏感なんだね、ジュリア」
 
 ロミオの柔らかい手のひらに胸の膨らみがタプタプとこねられる。両方の胸の先端がこよりを作るように指の先でつねられる。
 
「ロミオ、ロミオ……そんなこと……痛い! 痛いわ……」
 
 痛いはずなのに、気持ちいい。ロミオの指がわたしの胸の固い部分を潰す。胸の膨らみを左右に引き伸ばされる。
 
 だけど、辛くない甘い痛み。
 
「……というクセに、きみのココは……」
 
 甘い痛みに身体の奥が反応して、湧き出した熱いものが太ももに溢れる。

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