ひとつ屋根の下の愛情論
第19章 【最終章】ひとつ屋根の下したの愛情論
「は?休むって――――…そんなに今の塾は融通が聞くのか?」
「――――いや、休みたい願望なだけ」
そう言うと、律夏は俺のおでこにキスをした。
「まぁ~…前の塾より――――給料も待遇も良いことは確か!流石、金持ち相手にしている塾は違うな」
「待遇がいいのは良かったけど――――悪かったな…わざわざ転職させて――――…」
「は?何、謝ってんだよ――――…結果オーライの万々歳じゃないか。都内に残っていたら、実家は出れないし…職場もあのまま、関係を続けるには厳しい状態だったかも!」
結局――――俺は、隠れ本命のT大に落ちて…
都外の大学に進学することになった。
まぁ、T大は律夏と離れたくない…俺の女々しい執着の末の志望大学だったから…こうして――――…体も心も重ねられる関係の今としては…
これで良かったのだと思っている。
しかも、実家を出て独り暮らしをすると言った俺に――――…律夏がついてきたのだ。
しかも、今よりもいい条件の仕事先まで見つけて!
で――――春から、俺と律夏は堂々と同棲を始められたのだが…
///律夏がこんなに……体力のあるセックスモンスターだったとは…知らなかった…
毎回…新たな快楽の扉を開けられてしまい…
いったい自分はどこまで…律夏の強攻を受け止められるのか心配になる。