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僕はアノ音を聞いてしまった。

第3章 リビングルーム

 リビングルームは畳敷きだ。そこに近所のホームセンターで購入したパイプベッドを置いていた。マサミの計らいだった。
 
 ベッドに横になった。
 
 再び、手洗いで目にしたマサミの股間が甦る。
 
 ジャージ下とパンツを太腿の付け根まで下ろした。威張ったように反ったペニスがバネのように弾けた。
 
 中学生の頃に覚えた行為は、勉強の合間に親の目を盗んでやっている。
 
 が、自分のそれをマジマジと観察したことなど初めてだ。もっとも、淳也の両親は彼がそのような行為をしていることなど、想像もしていないかも知れない。
 
 淳也はペニスに自分の指を巻きつける。別の生き物のように淳也の手のひらの中でピクリと暴れた。
 
 淳也の指はマサミの小枝のような指へと変化していった。

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