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僕はアノ音を聞いてしまった。

第4章 真珠の肌と透明な肌

 M字に折りたたむように恭子の両脚を左右に開いた。長く透明な肌の腿が両方の脇腹に付く。ぷっくりとした餅のようなそこがじっとりと水気を帯びてうっすらと赤味が指している。
 
「あ、恥ずかしい……」
 
 恭子が顔を背ける。
 
「男の子の目の前で、こんな恥ずかしい格好……恭子はホントにイヤらしい娘《こ》……」
 
 餌を待つツバメのひなのように、恭子が顔を上げる。ポテッと肉厚の唇からピンク色の舌先が覗いている。マサミの舌先が、恭子の舌とダンスを踊るように戯れている。
 
 
「んぐ、んぐ……ああ……」
 
 恭子から溢れた唾液がその透明な肌の喉へ銀の筋を残しながら滑る。
 
「見せてね……恭子の……」
 
 恭子の背を腰窓の下にもたれかけさせる。

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