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【乙葉】私の推しは監禁癖

第2章 出会いはスマホ





はじめまして。
私の名前は、春川 雪乃( はるかわ ゆきの )。


名前の由来なんか知らないよ、だって聞いたことないもの。
両親はいつも厳しくて、ずっと心が重苦しかった。




だからね、毎日土下座して頼み込んで
今年の春から やっと一人暮らしを許してもらえたんだ〜


はぁ、、道のりは長かった、、、





だからさ、1人だとやっぱりいつもスマホばっか見ちゃって
だって今は動画も漫画も無料で見れる時代でしょ??





まぁそれが、、
私の推しとの出会いだったんだけどね、、


たまたま無料動画サイトを見ていた時に出会ったの。
最初は『 あ〜この子カッコイイなぁ〜 』くらいだったんだけど
日に日にどんどんハマっていく私がいて、、

気づいたらほぼイベント全参加といういかにも
追っかけみたいになってしまった、、


まぁ、他に趣味もないしね。
今の私には推しが生きがいだからそれだけで十分だったの。




推しの名前は古手川 拓斗( こてがわ たくと )君。
ちなみに本当の苗字は古川なんだって!!

まぁ俗に言う芸名ってやつ




拓斗くんのことならなんでも知ってるよ!
誕生日も血液型も家族構成も!!
だって好きなんだもん。大好き。




拓斗くんはいつも紳士でトークも面白くて最高!
だけど恋愛経験は少ないから女性と話すのは緊張しちゃうんだって!!
カワイイ、、////





まぁ、、


でもそれは拓斗くんの外面。






まさかそんな内面があったなんて
私には到底知る由もなかったんだ。





そう、あの日までは、、、


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