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快楽の籠

第2章 唇の奥

びしゅっと、肉棒から吹き出した白い液体は、カスミの口のなかにぶつかっていく。
カスミは歓喜に脈動するものの先っぽまで唇を引くが、吹き出す液体を受け止めながら、舌先で裏筋をなめあげる。

体液を吹き出して最大まで敏感になった部分を舐められる。
快感に快感を上乗せされ、また体液を吹き出す。

どくん。

二度、三度、四度。
なんども肉棒は脈動するが、その度にカスミの舌が刺激して、体液を吐き出すように急かしてくる。

五度、六度、七度目にようやく吹き出す液体は勢いを落とす。
「んんー」
カスミは頬を少し膨らませて、僕の動きが止まるまで咥えていた。
僕の額からは、汗のすじが流れている。

ゴクン、そう音がする。
カスミは肉棒からの液体を飲み込んだ。
微かに唇についた残りを、ぺろっと舐める。

「ん、はあ。たくさん出したわね。何度も何度もビクビクして、ねえ、どーお?」
伝ってきた汗が鼻先に伝うままに、僕は呼吸をまだ乱していた。

「ふふ。お疲れね。でも、ねえ、こっちはまだできそうだけど」

カスミはぺろっと肉棒を舐める。
果てた、はずなのに。
肉棒はまだ血を集め、ヒクヒクと動いている。

「ねえ、楽しんだよ。でも、一休みしたら、また。もっともっと、もっといやらしく感じるの。
ここでは、好きなだけ感じられるから。
好きなだけ、堕ちて感じて。
次はどんなことしたい?」

カスミは立ち上がる。
僕は意識が落ちていくのを感じる。
まぶたが重く、暗くなっていく。

「まだ、気持ちよくなるんだからね。もーっともーっと。。」

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