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快楽の籠

第4章 包み込まれて

僕は気を失ったらしい。
気がつくと、ナツキはいなくなっていた。

はっとして体をベッドから起こすが、部屋はナツキがいない以外に変わりはない。
モニターに写る、あの女性も。

すでに何回、何人の女性からの責めを受けたのか。
ここは快楽の籠、たしか最初にそう言われて。
そして、同じ女性が絵や写真で飾り付けられていて。

そうだ、僕はあの女性に会っている。
昨日、なのか。
この場所に来る前に。

名前は、確か。
いや、うまく思い出せない。
でも、あの女性に会うことが、今の状況の答えになるはず。

先に進む。
僕はベッドから立ち上がった。

その先で、また女性から責められるのか。
その期待も大きい。

さっき出したばかりなのに、まだ肉棒は直下立っている。
欲望のタガが外れたのか。

先へ進む期待に、僕は突き動かされて奥のドアを開く。
ふと、一度部屋のモニターを見る。
静止画の女性。
確か何かここに来る前に言われたような。

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