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姉と僕

第1章 甘い香り

奈美姉ちゃんはしばらくすると

「あー!やっぱりお風呂入ってこよっと!!」

と言って僕の肩を押した

僕はせっかくの甘い汁が出てたのに

残念だったけど

テーブルに置いてあるアイスを見た


しょうがないか、とりあえず待ってるか

「アイス舐めて待ってるね」

僕は椅子に座り溶けていたアイスをまた食べ始めた


お姉ちゃんはふーっ、と息を吐いて

「じゃあ、ちょっと待っててね」と言うと

制服のボタンを外した

僕は録画していたアニメを見ようと思って

テレビをつけた


お姉ちゃんは白の下着姿でお風呂場のドアに

手を伸ばした


振り向いて僕に

「けいちゃんもお風呂入る?」

と聞いてきたけど

僕は首を横に振って

「これ見たいから待ってるー」

とお姉ちゃんに伝えた


30分ぐらいして

お風呂場のドアが開いた


ガチャ


僕がドアの方を見ると


うすいピンク色の乳首を魅せた
姉がそこに立っていた。



お姉ちゃんは髪を拭きながら

僕の隣に座った

僕はアニメに夢中で

見向きもしなかった。



素っ裸でドライヤーをつけるお姉ちゃん


リンスのいい香りがして

僕は隣に座るお姉ちゃんの顔を見た


黒のショートカットの濡れた髪を乾かしながら
鼻歌を歌っている姉に
僕は初めてドキドキしたのを
今でも覚えている。



「けいちゃん、どしたの?」


まん丸の目をした僕に

にっこり微笑むお姉ちゃんが

僕の、胸の鼓動をより早くした。



僕はアニメのことを思い出して、返事もせずに

テレビをまた見始めた。



裸で鼻歌を歌う姉は
あの時どんな事を考えていたんだろう。



お姉ちゃんのドライヤーが終わったことも

お姉ちゃんが部屋に入ったことも

僕はアニメに夢中で気付かなかった


その日の夜、夕食を食べながら

お姉ちゃんは僕にこう言った

「今日一緒にお風呂はいる?」

僕はお姉ちゃんがお昼にお風呂に入ったことも忘れ、

「はいるー!!」

と返事をした。

お風呂に入ることはいつものことで

一緒に入ることは不思議じゃなかった。

お風呂場に入ると

お姉ちゃんが

「けいちゃん、湯船に入る前に、体洗ってあげるね」

と言って

僕の体を洗い始めた

腕、胸、足、おちんちん

「たまには、私の体も洗ってよー!」

僕は頷いた

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