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びっくり事件簿

第4章 1円玉…じゃない?!

またまたパート先での出来事です。

先日、966円のお買い物をされたお客様がいらっしゃいました。そのお客様は、千円札をキャッシャー台のトレイに出された後、

「ちょっと待ってね。あと6円出すから」

と言って、小銭入れから1円玉を…1,2,3,4,5枚と…

?!?!?!

1枚だけ見たことのない小銭が混ざっています。1円玉と色や大きさはよく似ているのですが、「10」って書いてあります。

それをつまみあげて裏と表を確認する私。
そこには「日本政府 十銭」と刻印されていました。

じゅっ…じゅっせん?!初めて見た。
てか、待て待て。これ使えないでしょ…。

「お客様、こちらは10銭玉のようですね」

客にお金を返す。

「ええっ?じゅっせん?!」

お客様もびっくりしています。

「あらほんとだ。どこかで間違えて出されたの気付かずに受け取っちゃったのかしら…」

お客様も知らない間に紛れていたようです。一体どこで貰ったんでしょうね…。
その後、普通に6円を出されて1006円から40円のお釣りを受け取って財布にしまっていました。10銭玉も一緒に。

…また間違えて別の店で出さないことを祈ります。
ちなみに「昭和21年」の10銭玉でした。戦後じゃん!!

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