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勾引かしの罪

第1章 episodeⅠ

腰の力がぬける。全く力が入らない。

慧斗さんは不敵な笑みを浮かべながら、座り込む私を見下ろしていた。




「こんな些細なことで、崩れ落ちちゃうんだ。冴藍の言ってたこと本当だね。」











「背徳感は最高の媚薬だ。」


そう言い放つと、ゆっくりと私に近づき、軽々しく私を持ち上げベッドに向かった。

力の入らない私は、何も出来ずに、ただ、慧斗さんに身体を預けるしかなかった。

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