インターセックス
第5章 川崎哲也君からの告白
クラスの女子たちと取り留めない話しも必ず異性との関係の話になる。
それは、解る。だって、私も興味があるから。最近は、よく夢で男子と抱擁する夢をみる。
でも、私の特殊な構造の体は、誰も理解してくれそうもないから。
この事が誰かに知られたらもう学校へは、いられない。そう言う恐怖が私の心を揺さぶる。
女子高校生のトークは、必ず異性の話になって行く。皆、と言うか私も含めて性に関する話題には、興味津々と聞き入る。
一人が過激な話をし始めると次第にヒートアップして行くのがわかる。
何だかその会話の波に飲み込まれると経験の無い事が、あたかもいけない事のように思えてくる。
グループで一番の経験豊な女子である金子ルイは、いつも違う彼とのSEXの話を自慢げに話す。
そう言う話は、苦手だ。作り笑いをしながら心は、引いている。
「ねー、夏音は、彼氏とどうなのよ」
ルイが私に話を振ってきた。
「彼……いないし」言葉に詰まる。
「うっそー、夏音付き合ってる人いないの?」
「……ん、まあ。ちょっとごめんこれから用があるから」と言ってその場を離れる。
そりゃ私だって色々したいわよ。できれば、でもね……無理。
なので最近は、友達からも少し敬遠されてきている。こう言う事から虐めに発展することもある。
なので、完全無視は、できない。程よく話に加わりそっと逃げ出すしか方法がない。
そんな時に同じクラスの男子から声を掛けられた。
それは、いつもの女子トークの中に一人の男子が加わって来たときのことだった。
クラスでも人気者の川崎哲也君。芸能人のものまねが上手でいつも周りを笑わせている。
けっして美男子ではないのだが面白いトークで女子たちから好かれているのだ。
「ねえ、夏音ちゃんて付き合ってる彼とかいないの?」
「はあ、……いません」返事に困った。
周りの女子たちの会話が止まる。皆が私に注目している。
「ねえ,よかったら僕と付き合ってくれない?」
「はあ? 哲也くんと私が付き合うの?」
周りの女子たちがクスクス笑っている。
「夏音、付き合っちゃえばいいじゃん。どうせ彼氏いないんだし」一番の下ネタ好きのルイが勧めてくる。
それは、解る。だって、私も興味があるから。最近は、よく夢で男子と抱擁する夢をみる。
でも、私の特殊な構造の体は、誰も理解してくれそうもないから。
この事が誰かに知られたらもう学校へは、いられない。そう言う恐怖が私の心を揺さぶる。
女子高校生のトークは、必ず異性の話になって行く。皆、と言うか私も含めて性に関する話題には、興味津々と聞き入る。
一人が過激な話をし始めると次第にヒートアップして行くのがわかる。
何だかその会話の波に飲み込まれると経験の無い事が、あたかもいけない事のように思えてくる。
グループで一番の経験豊な女子である金子ルイは、いつも違う彼とのSEXの話を自慢げに話す。
そう言う話は、苦手だ。作り笑いをしながら心は、引いている。
「ねー、夏音は、彼氏とどうなのよ」
ルイが私に話を振ってきた。
「彼……いないし」言葉に詰まる。
「うっそー、夏音付き合ってる人いないの?」
「……ん、まあ。ちょっとごめんこれから用があるから」と言ってその場を離れる。
そりゃ私だって色々したいわよ。できれば、でもね……無理。
なので最近は、友達からも少し敬遠されてきている。こう言う事から虐めに発展することもある。
なので、完全無視は、できない。程よく話に加わりそっと逃げ出すしか方法がない。
そんな時に同じクラスの男子から声を掛けられた。
それは、いつもの女子トークの中に一人の男子が加わって来たときのことだった。
クラスでも人気者の川崎哲也君。芸能人のものまねが上手でいつも周りを笑わせている。
けっして美男子ではないのだが面白いトークで女子たちから好かれているのだ。
「ねえ、夏音ちゃんて付き合ってる彼とかいないの?」
「はあ、……いません」返事に困った。
周りの女子たちの会話が止まる。皆が私に注目している。
「ねえ,よかったら僕と付き合ってくれない?」
「はあ? 哲也くんと私が付き合うの?」
周りの女子たちがクスクス笑っている。
「夏音、付き合っちゃえばいいじゃん。どうせ彼氏いないんだし」一番の下ネタ好きのルイが勧めてくる。