インターセックス
第5章 川崎哲也君からの告白
周りの女子たちの会話が止まる。皆が私に注目している。
「ねえ,よかったら僕と付き合ってくれない?」
「はあ? 哲也くんと私が付き合うの?」
周りの女子たちがクスクス笑っている。
「夏音、付き合っちゃえばいいじゃん。どうせ彼氏いないんだし」一番の下ネタ好きのルイが勧めてくる。
「えー、でも……」正直めんどくさい。
「友達からでいいんで付き合ってください。お願いします」と両手を突き出し頭を下げてくる。
「はあ、じゃあお友達という事で……」差し出している手をそっと握る。
「ありがとー」哲也くんは、よほど嬉しかったんだろう小躍りしてはしゃいでいる。
ルイは、私を見てニヤニヤしている。後で聞いたことなのだがルイが仕込んだ事だった。
これでまた憂鬱な事が増えてしまった。哲也くんには、申し訳ないけど全然興味ないから。
それから毎晩のようにメールが来る。適当に合わせて返信しているが超面倒くさい。
そんな私に下級生の友人ができた。私と同じ書道部に所属する立山すばるだった。
すばるは、私より少し小柄で可愛いタイプの少女だ。いつも明るくどちらかというとキャピキャピしている。
いつもミニスカートでパンツが見えちゃうんじゃないかって心配してた。
と言うか実際時々見えている。ピンクの花柄のパンツが多いい。
あっけらかんとしていて私とは、真逆に感じる。でも嫌いじゃない。
周りを気にして俯いている私に明るく話しかけてくれるからだ。
本当に気を使わないで話ができる唯一と言っていいほどの友人だ。
いつも下校する時は、途中まで一緒に帰る。
そんな6月のある日いつものように校門の外ですばるが待っていた。
「かのんせんぱいー、一緒に帰りましょ」
いつもの調子で笑顔満載で腕に絡みついてくる。
「ちょっとー、あんまり絡みつかないで。恥ずかしいじゃん」笑いながら言う私。
その日は、いつもより絡みついてきた。
内心、すばるの姿が可愛くって笑顔がこぼれてしまう。
「ごめんなさい……」
「ねえ、どうして毎日ついてくるわけ?」
「先輩は、私の憧れなんです」
「憧れって? 私に? どこがいいのよ?」
「だって、カッコいいし。可愛いし……」
「ふーん、そんな事言われたの初めてだわ」
「先輩、家まで行ってもいいですか?」
「私の家まで? 良いけど」
「ねえ,よかったら僕と付き合ってくれない?」
「はあ? 哲也くんと私が付き合うの?」
周りの女子たちがクスクス笑っている。
「夏音、付き合っちゃえばいいじゃん。どうせ彼氏いないんだし」一番の下ネタ好きのルイが勧めてくる。
「えー、でも……」正直めんどくさい。
「友達からでいいんで付き合ってください。お願いします」と両手を突き出し頭を下げてくる。
「はあ、じゃあお友達という事で……」差し出している手をそっと握る。
「ありがとー」哲也くんは、よほど嬉しかったんだろう小躍りしてはしゃいでいる。
ルイは、私を見てニヤニヤしている。後で聞いたことなのだがルイが仕込んだ事だった。
これでまた憂鬱な事が増えてしまった。哲也くんには、申し訳ないけど全然興味ないから。
それから毎晩のようにメールが来る。適当に合わせて返信しているが超面倒くさい。
そんな私に下級生の友人ができた。私と同じ書道部に所属する立山すばるだった。
すばるは、私より少し小柄で可愛いタイプの少女だ。いつも明るくどちらかというとキャピキャピしている。
いつもミニスカートでパンツが見えちゃうんじゃないかって心配してた。
と言うか実際時々見えている。ピンクの花柄のパンツが多いい。
あっけらかんとしていて私とは、真逆に感じる。でも嫌いじゃない。
周りを気にして俯いている私に明るく話しかけてくれるからだ。
本当に気を使わないで話ができる唯一と言っていいほどの友人だ。
いつも下校する時は、途中まで一緒に帰る。
そんな6月のある日いつものように校門の外ですばるが待っていた。
「かのんせんぱいー、一緒に帰りましょ」
いつもの調子で笑顔満載で腕に絡みついてくる。
「ちょっとー、あんまり絡みつかないで。恥ずかしいじゃん」笑いながら言う私。
その日は、いつもより絡みついてきた。
内心、すばるの姿が可愛くって笑顔がこぼれてしまう。
「ごめんなさい……」
「ねえ、どうして毎日ついてくるわけ?」
「先輩は、私の憧れなんです」
「憧れって? 私に? どこがいいのよ?」
「だって、カッコいいし。可愛いし……」
「ふーん、そんな事言われたの初めてだわ」
「先輩、家まで行ってもいいですか?」
「私の家まで? 良いけど」