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逆ハー戦隊シャドウファイブ

第20章 20 ハーレム戦隊3ブルカーン

「ふふっ、でもみんな良い息子に育ったわね」
「ほーんとほんと。ああ、黒彦ちゃんだっていい子よ? お父さんとお母さんを亡くして、とっても辛い思いをしたんだから。ちゃんと仲直りするんですよ」
「ああ、それは分かってる」

静かに横たわる黒彦さんを眺め、メンバーたちはしっかり頷く。今までの怪人騒動の事を、まるで子供同士のちょっとした喧嘩のように捉えていそうな、桂子さんと明美さんの大らかさに感心してしまう。

「まあ、これでわしらは帰る。じゃあの!」
「じゃあね」
「お疲れ様~」

 暗闇の中でも目立つ、派手な衣装の3ブルカーンは帰っていった。
後姿を見送っていると、おじいさんが二人のお尻を触ろうとした瞬間に、手を打ち払われているのが見えた。

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