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逆ハー戦隊シャドウファイブ

第25章 25 逆ハーレムナイト

 私に気づいたメンバーは口々に「よくきたね」「こっちだよ」「体調は?」などと声を掛けてくれる。
地下の広い練習場の片隅が白い垂れ幕で覆われている。

「そこが会場だ」

まるで案内人のように青音さんが指をさす。幕のなかを見ると、キングサイズの倍はありそうな白いベッドが置かれている。

「こ、ここで……」

ベッドを目の当たりにすると、これからのことがリアルに感じられ、足が震えてきた。

「君のために用意した」
「ありがとうございます」

ぼんやり立っていると白亜さんが前に出てきた。

「俺たちはみんな参加する。桃。怖がらなくていいからね」
「桃香ちゃんが誰を選んでも、誰も文句は言わない」

赤斗さんが白い歯を見せる。

「俺たちはみんな君が好きだよ」

黄雅さんにそういわれうっとりしてしまう。

咳払いをして黒彦さんが説明を始める。

「公平さを保つために挿入は一人15分だ」
「15×6。90分……」

体力は大丈夫だろうか。あそこも痛くなったりしないかどうか心配だ。

「桃、これ飲んで。精力剤」
「え、あ、はい」

小さなカプセルをもらう。

「これは催淫剤の改良型だ。精神には影響がないが体力の増加と潤いが持続する。人体に悪影響も勿論ない」

黒彦さんが水を渡しながら説明した。なんて凄いアイテム。これなら身体の心配はしなくていいかも。
こくりと飲んでまた説明を受ける。

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