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逆ハー戦隊シャドウファイブ

第25章 25 逆ハーレムナイト

「桃香には相手がわからないように、目隠しと耳栓、そして手を縛らせてもらいたい」

これも公平さを保つためだろうか。目隠し、耳栓に加え、手も縛られる。少し怖い。

「俺たちはみんなシャンプーもボディーソープも歯磨き粉も、香りを統一してきてるから分らないと思うが」

統一感が凄い。

「みんなちゃんとゴム付けているからね」
「口はふさがないから、止めてほしかったら言ってくれ。すぐにやめる」
「信じて、桃。君の嫌がることは絶対にしない」
「はい。信じています」

この信頼感がなければ絶対にできないことだった。

「じゃ、そこで服を脱いでバスケットに入れて。それから目隠しするよ」

私はベッドに腰かけ、服を脱ぎ、バスケットに入れる。メンバーは皆、紳士なので着替えをじろじろ見たりせず背を向けてくれている。

「脱ぎました」

シーツを肌にかけ、待っていると黒彦さんが目隠しを持ってくる。

「いいか?」

黒く深い瞳が私をじっと見つめる。私が頷くと、彼はすっと黒く柔らかい鉢巻のような布を目の周りに巻き付けた。もう何も見えない。

次に耳に耳栓を入れられ、そっと横たわらせられると、両手を上にあげられ、やはり柔らかい布で縛られた。もう何も聞こえなくなり手も動かせなくなった。

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