逆ハー戦隊シャドウファイブ
第26章 26 逆ハー的大団円
手首の紐を取りぐったりした身体を温かい濡れたタオルで清拭されたあと、耳栓と目隠しがとられる。
「大丈夫か?」
身体にシーツをかけながら黒彦さんが私の顔を覗き込む。
「あ、はい」
身体を起こすと、ベッドにバスタオルを羽織ったみんなが腰かけている。
「平気?」
「どこか痛いとこはないか」
「ほら、これを飲むといいよ」
何事もなかったように普通に振舞うみんなに、どんな顔をすればいいのかわからないが、とにかく恥ずかしさで死にそう。
しばらく飲み物を飲み、休んでいると白亜さんが「聞くまでもないよねえー」と、ごろんとベッドに横たわる。
「そうだな」
「ああ」
なんだろう。私はまだ何も言っていないけど、聞くまでもないというのは。もしかして私を抱いて、あんまり良くなかったから無かったことにするとか。
恐る恐る黒彦さんに尋ねる。
「あの、どういう事でしょうか」
「えっと、その」
非常に言い難そうな表情だ。
「心配するな」
青音さんが一言発する。
「やっぱり桃ちゃんは黒彦がいいみたい」
「え? どうしてわかるんですか?」
「見てないから分からないと思うけど何番目に君を抱いた男が良かった?」
「え、あの、たぶん4番目の後ろからの人」
恥ずかしいがちゃんと言えた。ここであやふやにしてもしょうがない。
「大丈夫か?」
身体にシーツをかけながら黒彦さんが私の顔を覗き込む。
「あ、はい」
身体を起こすと、ベッドにバスタオルを羽織ったみんなが腰かけている。
「平気?」
「どこか痛いとこはないか」
「ほら、これを飲むといいよ」
何事もなかったように普通に振舞うみんなに、どんな顔をすればいいのかわからないが、とにかく恥ずかしさで死にそう。
しばらく飲み物を飲み、休んでいると白亜さんが「聞くまでもないよねえー」と、ごろんとベッドに横たわる。
「そうだな」
「ああ」
なんだろう。私はまだ何も言っていないけど、聞くまでもないというのは。もしかして私を抱いて、あんまり良くなかったから無かったことにするとか。
恐る恐る黒彦さんに尋ねる。
「あの、どういう事でしょうか」
「えっと、その」
非常に言い難そうな表情だ。
「心配するな」
青音さんが一言発する。
「やっぱり桃ちゃんは黒彦がいいみたい」
「え? どうしてわかるんですか?」
「見てないから分からないと思うけど何番目に君を抱いた男が良かった?」
「え、あの、たぶん4番目の後ろからの人」
恥ずかしいがちゃんと言えた。ここであやふやにしてもしょうがない。