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逆ハー戦隊シャドウファイブ

第26章 26 逆ハー的大団円

「でも、悔しいよなあ。俺だって結構イケてると思ったのにさ」
「全くだ。少し釈然としないものもある」
「俺たちが育てたピンクをよくも!」

白亜さんがにやりと笑って「桃、最後のお願い聞いてくれないかな」と言い始める。
このウィンクしながらお願いする顔に『お断りします!』といえる女子がいるだろうか。

「黒彦もさ、一回だけ見逃してくれよ」

メンバーたちは目配せをする。

「何を見逃がせと?」

5人は立ち上がってがばっとバスタオルをとり、立派な起立を私の方に向ける。

「え!? きゃ、や、な、なに?」
「お、お前らー!」
「いいじゃん。さっきイってないんだからさ、みんな」

彼らはやはり紳士だ。私に快楽を与えるだけで自らには与えなかったのだ。私はこれがきっとピンクシャドウの最後の務めだと思い目を閉じて覚悟する。

「くっ!」

黒彦さんも私のぐっと握った手の上から、手を握りしめ俯いている。


カサカサすこすこと擦られる音が聞こえ、しばらくすると呻き声と共に全身に生温かい液がかかった。

「ううっ」
「ふっはっ」
「かっ」

目を開けるといつも以上にすっきり爽やかなイケメンの5人がいた。

「はあー。シャンペンならぬスペルマシャワー」

「おめでとう」

「お祝いのしるしだ」

私はぼんやりしていたが黒彦さんは「嫌がらせだろ!」と食って掛かっていた。

「ふうっ。ごめんよ。桃ちゃん」

白濁液を優しく拭き取りながら、眩しい笑顔で黄雅さんが謝ってくる。もう私は何に怒ればいいのか判断に苦しむ。

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