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逆ハー戦隊シャドウファイブ

第3章 3 ヘアーサロン・パール

仕事を終え帰り際、白亜さんがお土産をくれた。

「これ、使って」
「え?」
「うちのシャンプー」
「ありがとうございます!」
「桃、また明日よろしくね」

彼は紙袋を渡した後、私の跳ねた毛先を持ち、するっと指で滑らせ手触りを確かめる。

「お、お疲れ様でした!」

一週間も持つのだろうか。こんなに仕事でドキドキするのは初めてだ。とにかく早く帰って落ち着こうと思い、頭をぺこりと下げて帰路についた。  

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